重い挙動の中に埋もれてしまったスタートボタン
出張修理のご依頼。
「動作が重い。写真も開けない。デスクトップの左下にあるスタートボタンが効かない」という症状。
お宅にお伺いして不具合機とご対面。
NECのデスクトップパソコン VALUESTAR G。
第4世代i3・4GBメモリ・500GBを搭載。
‥そこまで古い機種じゃない。
終了するときは本体の電源ボタンを長押しして強制シャットダウンさせていたそうな。
…HDDによろしくない。なんとかせねば。
タイマー傍らに電源ON。・・・・・確かに重い。
windows10にアップグレードされてるが重い。
写真をクリックしてもビジー状態から動きがない。
スタートボタンも効かない、というか反応しない。
キーボードのwindowsキーも作用してない。
もう少し調べてみると、スタートキーとともにCortanaが効いていない。
けれどもタスクバーは生きてる。
謎い‥
ショートカットキーからタスクマネージャ起動。
動作は遅いがCPU使用率は10%以下、
4GB一枚刺しなメモリも使用率49%と余裕がある。
何かプログラムが裏で動いてる感じでもない。
右クリックは効くのでWindowsマーク右クリ→シャットダウンメニュー選択。
これであれば電源ボタン長押しでなくてもパソコン終了できるが、
重い動作の根本的解消にはならない。
とりあえずWindowsUpdateをかけて再起動。
再起動時にもタイマー傍らに様子を見ていたが先程と大差ない。
効かないスタートボタン。
ムムム‥
色々検索してみると、
どうやらストレージの「空き容量を増やす」にてWindowsUpdateの
一時ファイルを削除すると改善するかもしれないという記述を発見。
実践して再起動。
・・・
お、なんか軽くなった気が。
デスクトップが出てきた。
スタートボタン・・・・効く!
直った!!!
写真も開ける!!
直って軽くなった動作にお客様もご満悦。
今のこの状態でも使えますが、メモリ増量やSSDへの換装でさらに軽くなるという案内をさせていただいて終了。
【教訓】
一時ファイルの削除が効果的な場合もある。
また一つ、勉強になりました。